但馬国ねっと風土記

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専門家ではない視点からとらわれない最新の歴史から今を知る

00 はじめに『但馬国司文書 但馬故事記』

「国司文書・但馬故事記・別記」の訳註書「古事大観録」「但馬神社系譜伝」「但馬郷名記抄」「世継記・秘鍵抄ほか」コピーを同じく但馬史や神社に興味を持たれている知人からいただいた。 郷土但馬の成り立ち、神社の由来・縁起を知る手がかりとして、桜井勉…

8 第八巻・二方郡故事記 現代語 

素盞鳴尊スサノオノミコトは、大山祇オオヤマツミ命の娘、神大市姫カムオオイチヒメ命を妻にし、 大年オオトシ命・蒼稲魂ウカノミタマ命をお生みになる。 大年神は、神活産霊カムイクムスビ神の娘、五十姉姫イソネヒメ命を妻にし、 (*1)大国魂オオクニタマ命…

7 第七巻・七美郡故事記 現代語

スサノオ(素盞嗚尊)は、オオヤマツミ(大山祇命)の娘、カムオオイチ(神大市姫命)を妻にし、 オオトシ(大年神)・ウカノミタマ(蒼稲魂神)をお生みになられる。 スサノオはオオトシに命じて、二方の地を開かせ、蒼稲魂神に命じて、牛知ウシロの地を開…

6 第六巻・美含郡故事記 現代語

アメノホアカリ(天火明命)は后のアメノミチヒメ(天道姫命)といっしょに、 サカヘノアマツモノノベ(坂戸天物部命)・ナミツキノ 〃 (両槻天物部命)・フタタノ 〃 (二田天物部命)・シマヘノ 〃 (嶋戸天物部命)・タルヒノ 〃 (垂井天物部命)を率い…

5 第五巻・出石郡故事記 現代語

オオナムチ(国作大巳貴命)は、出雲国より伯耆・稲葉(因幡)・二県(二方)国を開き、多遅麻(但馬)に入り、伊曾布(のちの七美郡)・黄沼前(のちの城崎郡)・気多(気多郡、いまの豊岡市日高町)・津(のちの美含郡)・藪(養父)・水石(ミズシ、御出…

4 第四巻・城崎郡故事記 現代語

アメノホアカリ(天照国照彦饒速日天火明命)は、 アマテラス(天照大神)の命によって、外祖・タカミムスビ(高皇産霊神)より十種瑞宝(奥津鏡1・辺津鏡1・八握剣1・生玉1・死去玉1・足玉1・道反玉1・蛇比札1・蜂比札1・品物比札1)を授かり、后…

3 第三巻・養父郡故事記

アメノホアカリ(天照国照彦饒速日天火明命)は、その后のアメノミチヒメ(天道姫命)といっしょにサカヘノアマツモノノベ(坂戸天物部命)・フタタノ 〃 (二田天物部命)・シマヘノ 〃 (嶋戸天物部命)・タルヒノ 〃 (垂樋天物部命)・ナミツキノ 〃 (…

2 第二巻 朝来郡故事記

アメノホアカリ(天火明命)は、丹波国加佐志楽国において、この国をオオナムチ(国作大己貴命)をいただき、 アメノミチヒメ(天道姫命)・サカヘノアメノモノノベ(坂戸天物部命)・フタタ(二田 〃 )・ナミツキ(両槻 〃 )・マナイ(真名井 〃 )・シマ…

1-3 第一巻下 気多郡故事記 現代語版

第40代天武天皇4年(675)2月乙亥朔キノトイ サク、 但馬国等の十二国に勅して曰わく、 「国内の百姓オホムタカラのなかより、よく歌う男女および侏儒ヒキト(1)・伎人ワザト(2)を撰んで貢上タテマツれ」と。 同年、兵政司ツワモノノツカサ(*3)を置き、諸…

1-2 第一巻上 気多郡故事記「上の2神功皇后から」 現代語版

(前回までの簡単なあらすじ) アメノホアカリが丹波に降りて、丹波を開いてのち但馬にやって来て、但馬ナミツキ(両槻天物部命)の子サクツヒコに佐々原を開かせた。 第十代崇神天皇のころ、丹波のクガミミやツチグモが但馬のツチグモを加え日本海岸で暴れ…

アメノヒボコは日本人?!

日槍、日矛というので鉄・武器に関わる神なのか? 神号の天日槍命の「天」は天津神(皇統)ではないのか? 本当に 天日槍命は新羅国の王子だとしているが朝鮮の人なのか?

1-1 第一巻上 気多郡故事記 現代語版

アメノホアカリ(天照国照彦天火明命)は、オオナムチ(国造大己貴命)の命令によって、 ナミツキノアメノモノノベ(両槻天物部命)の子であるサクツヒコ(佐久津彦命)に佐々原を開かせた。 (これ以前にアメノホアカリ(天照国照彦天火明命)は、オオナム…

01 但馬故事記序

第53代淳和天皇のとき、国司の解状を郡司に下して、その郡の旧記を進ぜさせる。 朝来あさこの小領(1) 従八位下 和田山守部臣わだやまのもりべのおみ 養父やぶの大領(1) 従八位上 荒島宿祢利実あらしまのすくねとしみ 出石いずしの大領 正八位上 小野朝臣吉…

古事記 上巻「神話編」6 スサノオの追放

伊邪那岐神(いざなぎのかみ)に命じられ、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は高天原を、月読命(つくよみのみこと)は夜の世界を治めておりました しかし建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)だけが、命令を無視して海原を治めようとしませんでし…

古事記 上巻「神話編」5 三貴子の誕生

三貴子の誕生 イザナギは、続いて左の目を洗った。 すると、天にましまして照りたもう、アマテラス(天照大御神・あまてらすおおみかみ)が出現した。 次に右の目を洗った。 すると、ツクヨミ(月読命・つくよみのみこと・つきよみともいう)が出現した。 最…

古事記 上巻「神話編」4 黄泉の国

そしてイザナキは妻のイザナミに会いたいとお思いになって黄泉の国に後を追って行かれた。 そこでイザナミが御殿の閉まった戸から出迎えられたときに、イザナキは「いとしいわが妻よ、私とあなたで作った国はまだ作り終わっていません。だから帰るべきです」…

古事記 上巻「神話編」3 島産みと神産み

この二神は、大八島(おおやしま)を構成する島々を生み出していった。 最初にお生みになった子は、淡路島である。 [caption id=“attachment_147137” align=“alignnone” width=“300”] 淡路国一宮 伊弉諾神宮[/caption] つぎに、伊予之二名島(四国)をお生み…

『古事記』 はじめに

日本神話『古事記』 いまさらいうまでもないけれど、『日本書紀』とともに日本最古の歴史書。 しかし、これより以前にも実は歴史書はあった。 乙巳の変、壬申の乱などにより、天皇家の歴史書『天皇記』『国記』『帝紀』『旧辞』等が焼失してしまった。 天武…

参考にした本

『国司文書 但馬故事記』吾郷清彦 ☆☆☆☆☆ 但馬の歴史・神社研究に稀有まれな書です。桜井勉が『校補但馬考』ででためな記述が多いと酷評しているので、そうなのかと信じるのがこれまでの流れで、あまり注目されませんが、桜井勉は天気予報の考案者であり県知…

おわりに

戦後70年、日本は1970年代には経済成長を遂げ、隣国の中国・韓国は、日本に学べと経済援助や技術協力を行い、その陰でアメリカ軍が国防上守っていることをまるで忘れているように憲法9条があるから平和だと本当にそう思っているのかまるきりおバカな…

第1章 2.『但馬故事記』に詳しい天日槍の足取り

2. 『国司文書 但馬故事記』に詳しい天日槍の足取り 『国司文書 但馬故事記』は、天日槍来朝の叙述や、その子孫の記録は、他書を抜いて最も詳しく、まことに貴重な資料である。 ことに、神功皇后すなわち息長帯姫命おきながたらしひめのみことの母系先祖と…

第5章 1.丹後・但馬はヤマト建国の隠されたキーマン

なぜ、アメノヒボコは突如、但馬に登場するのか? 国史である『記紀』や公式に天皇に献上させた『播磨国風土記』など、ヒボコと但馬が記されているのは、日本建国にとって、何か外せない重要な事実が秘められているからに他ならない。それを裏付けるものと思…

神社創建年代

年代 社名 郡 所在地 祭神 人皇1代神武天皇3年8月 小田井県神社 城崎 兵庫県豊岡市小田井町 国作大己貴命 人皇1代神武天皇9年 気立神社 気多 兵庫県豊岡市日高町上郷 国作大己貴命 〃 佐久神社 〃 兵庫県豊岡市日高町佐田 佐久津彦命(佐々前県主) 〃 御井…

第4章 3.半島南部は倭人のクニ

[caption id="attachment_145918" align="alignleft" width="300"] 1~2世紀の朝鮮 『古朝鮮』NHKブックスより「韓国人は何処から来たか」長浜浩明[/caption] まず、数少ない貴重な史料である『但馬故事記』第五巻・出石郡故事記に登場する天日槍命が出石…

まえがき

教科書で教えられた稲作や文化は朝鮮半島から伝わったと教えられ、日本は戦争で隣国に迷惑をかけたと思い、誤った自虐史観に陥ってきた。 今日、GHQによりはじめられた日本は戦争を犯した悪い国という戦後教育の自虐史観の延長で教えられ、刷り込まれてきた…

カテゴリー・サブカテゴリーを並べ替えました

記事投稿が増えてくると、カテゴリー分けが増える。 WordPressではかんたんなカテゴリーとその階層にサブカテゴリーをつくる方法は、「はてなブログ」ではまだできないので、いろいろネットで検索すると、 例:親カテゴリー「時代」とすると、記事が増えると…

はてなブログデビュー

はじめまして。 WordPressでいくつかのホームページやブログを持っています。 WordPress大好きなのですが、WordPressは独自のサーバー経由。それ自体はいいのですが、多くのユーザーが利用しているブログサービスには、超有名クラスなら別ですがアクセス数な…

但馬西部の神社と歴史を調べ中

但馬たじまの大川である円山まるやま川流域にある朝来市・養父市・豊岡市に比べて、但馬の西部は、郷土に半世紀生きてきて、知らないことがまだまだ多い。円山川流域以外の地域は、それぞれの川と地形による個々のはじまりと文化がある。なかでも新温泉町と…

韓國神社と城崎郡司・物部韓国連

但馬には式内社が全国的に見ても5番目と大変多い。大和や伊勢、出雲、近江はわかるが、その次に多いのは不思議である。結論から先に言えば、都(大和)から朝鮮半島へ通じる最短地点であったからだと考えている。式内社や重要な神社は、歴史(郷土史)のラン…

歴史は史実の新発見において語るべきもの

【考察】糸井造と池田古墳長持型石棺の主 (宿南保氏『但馬史研究』第31号 平成20年3月)での内容である。 当時の私は、まだ式内社について現地調査もままならない時期であり、朝来市和田山町糸井と大和(奈良県川西町)に残る糸井神社や三宅町にある上…