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アメノヒボコは日本人?!

アメノヒボコは日本人?!

日槍、日矛というので鉄・武器に関わる神なのか? 神号の天日槍命の「天」は天津神(皇統)ではないのか? 本当に 天日槍命は新羅国の王子だとしているが朝鮮の人なのか?

参考にした本

『国司文書 但馬故事記』吾郷清彦 ☆☆☆☆☆ 但馬の歴史・神社研究に稀有まれな書です。桜井勉が『校補但馬考』ででためな記述が多いと酷評しているので、そうなのかと信じるのがこれまでの流れで、あまり注目されませんが、桜井勉は天気予報の考案者であり県知…

おわりに

戦後70年、日本は1970年代には経済成長を遂げ、隣国の中国・韓国は、日本に学べと経済援助や技術協力を行い、その陰でアメリカ軍が国防上守っていることをまるで忘れているように憲法9条があるから平和だと本当にそう思っているのかまるきりおバカな…

第1章 2.『但馬故事記』に詳しい天日槍の足取り

2. 『国司文書 但馬故事記』に詳しい天日槍の足取り 『国司文書 但馬故事記』は、天日槍来朝の叙述や、その子孫の記録は、他書を抜いて最も詳しく、まことに貴重な資料である。 ことに、神功皇后すなわち息長帯姫命おきながたらしひめのみことの母系先祖と…

第5章 1.丹後・但馬はヤマト建国の隠されたキーマン

なぜ、アメノヒボコは突如、但馬に登場するのか? 国史である『記紀』や公式に天皇に献上させた『播磨国風土記』など、ヒボコと但馬が記されているのは、日本建国にとって、何か外せない重要な事実が秘められているからに他ならない。それを裏付けるものと思…

第4章 3.半島南部は倭人のクニ

[caption id="attachment_145918" align="alignleft" width="300"] 1~2世紀の朝鮮 『古朝鮮』NHKブックスより「韓国人は何処から来たか」長浜浩明[/caption] まず、数少ない貴重な史料である『但馬故事記』第五巻・出石郡故事記に登場する天日槍命が出石…

第3章 1.まず矛と槍の違いを知ろう

本題に入る前に、まず初歩的な矛ほこと槍やりの違いを知っておきたい。 『古事記』では「天之日矛」、『日本書紀』では「天日槍」、他文献では「日桙」と記されている場合もあるが、どれも読み方は「アメノヒボコ」である。最初に断っておくが、よく古代の人…

第3章 2.日本はヒボコより以前から鉄の産地だった

天日槍(以下、ヒボコ)という名前から、ヒボコは鉄の技術者、もしくは製鉄に関わる人びとの総称であったり、武神を連想させる。 しかしこれは、鉾・矛が鉄製の武器である、日本にはそれまで鉄器がなかったのだとの思い込みである。記紀にはどこにも天日槍と…

第2章 4.アメノヒボコとツヌガアラシトは同一人物なのか?

ヒボコと 若狭・越前のヒボコゆかりの神社 『日本書紀』ヒボコは菟道河うぢがは(=宇治川)を遡り、近江国の吾名邑あなのむら、若狭国わかさのくにを経て但馬国に住処すみかを定めた。若狭・越前にヒボコゆかりの神社がある。 越前国一宮 氣比(ケヒ)神宮 …

はじめに 天日槍(あめのひぼこ)の謎

[caption id=“attachment_146606” align=“alignnone” width=“300”] 但馬国一宮出石神社本殿鰹木[/caption] はじめに 但馬に暮らす人々にとって、アメノヒボコを知らない人はまずいないであろう。 但馬の国はどのように誕生し、我々祖先はここに暮らしてきた…

第2章 2.天日槍と伊和大神の国争い

[caption id=“attachment_146961” align=“alignnone” width=“300”] 播磨国一宮 伊和神社[/caption] 奈良時代に編集された播磨国の地誌『播磨国風土記』(国宝)の成立は715年以前とされている。原文の冒頭が失われて巻首と明石郡の項目は存在しないが、他の…

第2章 1.天日槍ゆかりの神社にみる足取り

天日槍(以下、ヒボコ)は但馬出石に安住の地を決めるまで、どういう足取りを辿ったのか。 『日本書紀』、『播磨国風土記』にその足取りが記されている。 『日本書紀』ではまとめると次のルートである。 新羅-伊都国-播磨国宍粟邑-宇治川-近江国吾名邑-…

第6章 2.神功皇后とそっくりなアメノヒボコの足跡

神功皇后とアメノヒボコは、多くの接点を持っている。 たとえば、三品彰英氏は、アメノヒボコと神功皇后(オキナガタラシヒメ)の伝説地を地図上につないで、地理的分布が驚くほどよく似ていると指摘している。似ているのではなく、両者はまるで手を携えて行…

第1章 1.記録に残された天日槍の足取り

『アメノヒボコ』には、「最古のヒボコ?」として巻頭にこう書かれている。 (史書の)アメノヒボコに関連する記事は、八世紀の初めに編纂された『古事記』および『日本書紀』(以下『記』『紀』、合わせて『記紀』)に記録されたものが、現在伝えられる最古…

第3章 3.ヒボコより伊和大神の方が鉄集団っぽい

ヒボコより伊和大神の方が鉄集団っぽい 『播磨国風土記』にある伊和大神とヒボコの土地(国)争いを、鉄原料の奪い合いであると見て、タタラ製鉄に優れていた出雲からやって来た伊和大神の方が鉄の集団にふさわしいという説もある。 そして、この二人を祀る…

第4章 1.ヒボコはいつ頃の人なのか?

天日槍はいつ頃の人なのか? 日槍の渡来時期? 天日槍(以下、ヒボコ)の年代については、数少ない史料からさぐるしかない。記紀をはじめ古文書は、日付を在位天皇と年で記している。古事記・日本書紀が使用している干支による年代を、現代年に書き換えて天…

第4章 2.ヒボコ登場の頃に、まだ国は存在しなかった

[caption id=“attachment_145915” align=“alignleft” width=“300”] 「韓国朝鮮の歴史と社会」吉田光男 古代三国の成立と抗争(斜線部分は伽耶諸国)[/caption] ヒボコの年代については、数少ない史料からさぐるしかない。 『古事記』『日本書紀』(合わせて…

一地方の国造ならば「天」の日槍はあり得ない

[wc_box color=“danger” text_align=“left”] 3.なぜ「天」の日槍としたか [/wc_box] 『日本書紀』は、天日槍(あめのひぼこ)について詳しくは記していない。 しかし、なぜ、天日槍は、新羅の王子としながら、例外的に天皇家を表す天津神である「天」の日槍…

第6章 1.一地方の国造ならば天日槍の「天」はあり得ない

「天」は、皇族以外でも考えられないのに、まして渡来人だとしたら天の神号を付与されることはありえない 『記紀』の『古事記』『日本書紀』は、ヒボコについて詳しくは記していない。 しかし、なぜ、天日槍は、新羅の王子としながら、例外的に天皇家を表す…

第2章 3.出石神社 八種ものご神宝の謎

出石神社のご祭神の不思議 「なぜ8種ものご神宝が、天日槍より先に祀られているのか?」 現在の出石神社のご祭神は、 伊豆志八前大神(いづしやまえのおおかみ、出石八前大神) 天日槍命(あめのひぼこのみこと) 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳に…

第5章 2.但馬国は朝鮮半島南部との国際ターミナルだった?!

また、神功皇后は、『紀』では気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)・『記』では息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)・大帯比売命(おおたらしひめのみこと)・大足姫命皇后(おおたらしひめのみこと)。父は開化天皇の玄孫・息長宿禰王(おき…

第3章 4.鉄ならオオナムチにおまかせ

『但馬故事記』(第一巻・気多郡故事記)は、天火明命あめのほあかりのみことから始まる。天火明命は、ここでは天照国照彦天火明命あまてるくにてるひこあめのほあかりのみことと書かれ、(田庭(丹波)を国作大巳貴命くにつくりおおなむちのみことから授か…

第6章 3.ヒボコは日本人だった。天皇の皇胤

天日槍の出自と倭韓一国説 終章、まとめとしてこのタイトルの結論に。 縄文時代からヒボこの頃まで、今の韓国に当たる半島の南部湾岸部は倭ワ・やまと国の一部である 『古事記』応神天皇記(712年)では、その昔に新羅の国王の子の天之日矛が渡来したとし、…