但馬国ねっと風土記

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専門家ではない視点からとらわれない最新の歴史から今を知る

1.天地開闢(てんちかいびゃく)2/5 「神々の誕生」

古事記

1.世界の始まり 「神々の誕生」 根源神たちの登場

古事記』によれば、「天地初発之時」(あめつちのはじめのとき)という冒頭は天と地となって動き始めたときであり、天地がいかに創造されたかを語ってはいませんが、一般的には、日本神話における天地開闢のシーンといえば、近代以降は『古事記』のこのシーンが想起されています。

別天神(ことあまかみ) 五柱(いつはしら) 独神(ひとりがみ

世界の最初に高天原で、別天津神神世七代という神々が生まれた。これらの神々の最後に生まれてきたのがイザナギイザナミである。 世界の最初に、高天原に相次いで三柱の神(造化の三神)が生まれた。

高天原(たかあまはら、たかのあまはら、たかまのはら、たかまがはら)

古事記』の日本神話と祝詞に於ける天津神の住まう場所。地上の人間が住む世界である葦原中国(あしはらのなかつくに)や、地中にあるとされる根の国・黄泉(よみ)に対し、天上界にあったとされるが、古くから神話を現実的に解釈しようという立場から、大和、九州、北陸、富士山等実在の場所であったとの説もとなえられた。

原文は漢文であるため、どの訓が正しいかは或る程度推測にとどまる。ただし、古事記冒頭には「訓高下天云阿麻下效此」とあり、天はアマと読むように指定がある。 古事記においては、その冒頭に「天地(あめつち)のはじめ」に神々の生まれ出る場所としてその名が登場する。次々に神々が生まれ、国生みの二柱の神が矛を下ろして島を作るくだりがあるから、海の上の雲の中に存在したことが想定されていたのであろう。天照大神が生まれたときに、高天原を治めるよう命じられた。須佐男命にまつわる部分では、高天原には多くの神々(天津神)が住み、機織の場などもあったことが記述されており、人間世界に近い生活があったとの印象がある。葦原中国天津神によって平定され、天照大神の孫のニニギが天降り(天孫降臨)、以降、天孫の子孫である天皇葦原中国を治めることになったとしている。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=AhrabjMn4is&hl=ja_JP&fs=1&] 2/5 NHK大阪 『その時歴史は動いた!』 「古事記」神話は何を伝える? 2008年

葦原中国

葦原中国(葦原中國 あしはらのなかつくに)とは、日本神話において、高天原と黄泉の国の間にあるとされる世界、すなわち日本の国土のことである。豊葦原中国(豐葦原中國 とよあしはらのなかつくに)とも呼ばれ、単に中津国(中つ国)とも言う。

神々の住む天上世界である高天原と対比して、人間の住む日本の国土を指すと考えられる。

根の国・黄泉(よみ)の国

根の国は、その入口を黄泉の国と同じ黄泉平坂(よもつひらさか)としている記述が『古事記』にあり(大国主の神話)、一般には根の国と黄泉の国は同じものと考えられている。しかし六月晦の大祓の祝詞では根の国は地下ではなく海の彼方または海の底にある国としている。

比定地

根の国のあった場所は言うまでもなく地下であるという主張もあるが、一方で古くから神話を現実的に解釈し、地上のどこかに当てる説が行われた。その場合、イザナミスサノオと縁の深い出雲国にあるとする説がある。特に、夜見(よみ)という地名のある鳥取県米子市と、黄泉平坂の比定地のある島根県東出雲町の間の島根県安来市には、古くからイザナミのものと伝えられる御神陵があることからこの出雲東部一帯が根の国とする説が安本美典著「邪馬台国出雲神話」では述べられている。 いずれも出雲國意宇郡(松江市

眞名井神社

島根県松江市山代町伊弉諾84 式内社  伊弉諾尊天津彦根命 意宇六社の一社。神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社

神魂(かもす)神社

島根県松江市大庭町 祭神 伊弉冊大神,伊弉諾大神 意宇六社の一社。神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社

熊野坐神社

式内社  (名神大) 島根県松江市八雲町熊野2451 式内社(名神大) 旧國幣大社 出雲國一宮 祭神 櫛御食野命 伊射那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命

六所神社(佐久佐神社)

式内社  島根県松江市大草町 出雲國総社 旧県社 祭神 伊邪那岐命,天照皇大神,月夜見命,伊邪那美命,素盞鳴尊命,大己貴命 意宇六社の一社。神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社

また、大国主が根の国へ行く前に「木の国」へ行ったとの記述が神話にあることから、紀伊国、特にスサノオとの縁が深い熊野であるとする説もある。『日本書紀』の一書にイザナミが熊野に葬られたとの記述もあるように、熊野もまた古来より他界信仰の霊地であった。ただし、出雲説を支持する立場からは、「根」からの連想で「木」を持ち出しただけであるとする反論もある。

祭神 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 高御産巣日神(たかみむすひのかみ) 神産巣日神(かみむすひのかみ) 続いて、二柱の神が生まれた。 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ) 天之常立神(あめのとこたちのかみ)

この五柱の神は特に性別はなく、独身のままに子どもを生まずに身を隠してしまった。それゆえに、これ以降表だって神話には登場しないが、根元的な影響力を持つ特別な神である。そのため別天津神(ことあまつかみ)と呼ぶ。

神世七代(かみのよななよ)

七組十二柱の神々の総称 次に、また二柱の神が生まれた。 国之常立神(くにのとこたちのかみ) 豊雲野神(とよくもののかみ)

国之常立神豊雲野神もまた性別はなく、また、これ以降、神話には登場しない。 これに引き続いて五組十柱の神々が生まれた。五組の神々はそれぞれ男女の対の神々。

下のリストでは、左側が男性神、右側が女性神となっている。

宇比地邇神(うひぢにのかみ)、須比智邇神(すひぢにのかみ) 角杙神(つのぐひのかみ)、活杙神(いくぐひのかみ) 意富斗能地神(おほとのじのかみ)、大斗乃弁神(おほとのべのかみ) 於母陀流神(おもだるのかみ)、阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ) 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、伊邪那美神(いざなみのかみ)

日本書紀

卷第一 神代上(かみのよのかみのまき) 第三段、男女の神が八柱、神世七世(かみのよななよ) 国常立尊(くにのとこたちのみこと) 国狭槌尊(くにのさつちのみこと) 豊斟渟尊(とよくむぬのみこと) これらの神々には性別がなかった。

卷第一の一書によれば、天地の中に生成されたものの形は不明である。しかし、これが神となったことは変わらない。生まれた神々は次の通りである。なお、段落を下げて箇条書きされているのは上の神の別名である。

国常立尊(くにのとこたちのみこと) 国底立尊(くにのそこたちのみこと) 国狭槌尊(くにのさつちのみこと) 国狭立尊(くにのさたちのみこと) 豊国主尊(とよくにむしのみこと) 豊組野尊(とよくむののみこと) 豊香節野尊(とよかぶののみこと) 浮経野豊買尊(うかぶののとよかふのみこと) 豊国野尊(とよくにののみこと) 豊齧野尊(とよかぶののみこと) 葉木国野尊(はこくにののみこと) 見野尊(みののみこと)

卷第二の一書によれば、天地の中に葦の芽のようなものが生成された。これが神となったとされる。すなわち、本書と同じ内容であるが、神々の名称が異なる。

可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと) 国常立尊(くにのとこたちのみこと) 国狭槌尊(くにのさつちのみこと) 卷第三の一書でも生まれた神々の名が異なる。なお、生まれた神は人のような姿をしていたと描写されている。 可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと) 国底立尊(くにのそこたちのみこと) 卷第四の一書によれば、生まれた神々の名は下の通りである。この異伝は『古事記』の記述に類似している。 国常立尊(くにのとこたちのみこと) 国狭槌尊(くにのさつちのみこと) これらの二柱の神々の次に高天原に生まれたのが下の三柱の神々である。 天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと) 高皇産霊尊(たかみむすひのみこと) 神皇産霊尊(かみむすひのみこと)

卷第五の一書によれば、天地の中に葦の芽が泥の中から出てきたようなものが生成された。これが人の形をした神となったとされる。本書とほぼ同じ内容であるが、一柱の神しか登場しない。

国常立尊(くにのとこたちのみこと) 卷第六の一書も本書とほぼ同様に葦の芽のような物体から神が生まれた。ただし、国常立尊は漂う脂のような別の物体から生まれた。

天常立尊(あまのとこたちのみこと) 可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと)

男女一対神たちの登場

渾沌から天地がわかれ、性別のない神々が生まれたあと、男女の別のある神々が生まれることとなる。これらの神々の血縁関係は本書では記されていないが、一書の中には異伝として記されている。

本書によれば、四組八柱の神々が生まれた。四組の神々はそれぞれ男女の対の神々であり、下のリストでは、左側が男性神、右側が女性神となっている。なお、段落を下げて箇条書きされているのは上の神の別名である。

埿土煮尊(うひぢにのみこと)、沙土煮尊(すひぢにのみこと) 埿土根尊(うひぢねのみこと)、沙土根尊(すひぢねのみこと) 大戸之道尊(おほとのぢのみこと)、大苫辺尊(おほとまべのみこと) 大戸摩彦尊(おほとまひこのみこと)、大戸摩姫尊(おほとまひめのみこと) 大富道尊(おほとまぢのみこと)、大富辺尊(おほとまべのみこと) 大戸之道尊の別名 大戸之辺尊(おほとのべのみこと) 面足尊 (おもだるのみこと) 、惶根尊 (かしこねのみこと) 惶根尊の別名 吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと) 忌橿城尊(いむかしきのみこと) 青橿城根尊(あをかしきのみこと) 吾屋橿城尊(あやかしきのみこと) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと) 卷第一の一書では伊弉諾尊伊弉冉尊は青橿城根尊の子とされている。 卷第二の一書では神々の系図がよりはっきりとしている。

国常立尊 天鏡尊(あまのかがみのみこと) 国常立尊の子。 天万尊(あめよろずのみこと) 天鏡尊の子。 沫蕩尊(あわなぎのみこと) 天万尊の子。 伊弉諾尊 沫蕩尊の子。

さて、本書によれば、国常立尊国狭槌尊豊斟渟尊に以上の四組八柱の神々を加えたものを総称して神世七代という。卷第一の一書によれば、四組八柱の神々の名が異なっている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

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