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【日本神話】 第3巻「出雲編」 第3章 兄神たちの迫害

(この記事では、大国主についての日本神話の中で、因幡の白兎の説話の後のものを記す。)

大国主神は多くの別名を持つ。これは元々別の神であった神々を統合したためともされる。 *神(カミ)・命(ミコト)は省略

オオクニヌシ(大国主)ノカミ(大国主神) オオナムヂ(大穴牟遅神)・オオアナモチ(大穴持命)・オオナムチ(大巳貴命)…大国主の若い頃の名前 ヤチホコ(八千矛神)…矛は武力の象徴で、武神としての性格を表す。 アシハラシコヲ(葦原醜男・葦原色許男神)…「しこを」は強い男の意で、武神としての性格を表す。 他にも多々ある。

ここからは、大黒様ではなく、オオクニヌシ(大国主)ノカミ(オオナムチ)として書き進める。

■八十神の迫害(兄神たちの迫害)

オオクニヌシ(大国主)(オオナムヂ)の兄弟である八十神(ヤソガミ)たちは因幡ヤガミヒメに求婚しますが、ヤカミヒメはプロポーズした兄たちには見向きもせず、オオクニヌシ(大国主)ノカミを夫に選びました。

おもしろくない兄たちは、いっそのことオオクニヌシ(大国主)ノカミを殺してしまおうと計画を立てたのです。

オオクニヌシ(大国主)を伯岐国の手前の山麓につれて来て、オオクニヌシ(大国主)ノをイノシシ狩りに連れ出し、山の上から追い出した赤イノシシを、下で待ちかまえて捕まえるように命じました。ところが、その赤イノシシは、兄たちがイノシシに似た大きな石を火で真っ赤に焼いたものだったのです。

素直なオオクニヌシ(大国主)は、言われた通り、山の上から落ちてきた大きな赤イノシシを体で受け止めたため、全身に大やけどをおい、とうとう亡くなってしまったのです。

■母神による再生

オクニヌシノカミの母は、息子の死を嘆き悲しみました。

なんとかして生き返らせたいと高天原(たかまがはら)へ上り、オオクニヌシ(大国主)ノカミの命を助けてほしいと頼みました。 すぐに貝の神様であるキサガイヒメウムギヒメがかけつけ、秘薬をつくって、母とともに大やけどをしたオオクニヌシ(大国主)ノカミの全身に塗りつけました。 そのおかげでオオクニヌシ(大国主)ノカミは息を吹き返し、元気な姿を取り戻したのです。

スサノオノミコトによる試練

オオクニヌシ(大国主)ノカミの母は、兄たちの仕打ちからオオクニヌシ(大国主)ノカミを守るため、祖先のスサノオノミコトが住む根の国へオオクニヌシ(大国主)ノカミを行かせました。 そこでスサノオノミコトオオクニヌシ(大国主)ノカミを鍛えるため、ヘビの部屋やハチとムカデの部屋に寝泊まりさせましたが、スサノオノミコトの娘であるスセリヒメの手助けによって、無事にやり過ごすことができました。

スサノオノミコトはほかにも数々の試練をオオクニヌシ(大国主)ノカミに与えましたが、オオクニヌシ(大国主)ノカミはそれらをすべてくぐり抜け、より強くなって、スセリヒメと結婚して出雲へ帰り、国づくりを始めたのです。

オオクニヌシ(大国主)ノカミは、 ヤカミヒメやスセリヒメだけでなく、何人ものヒメとも結婚し、たくさんの子どもたちをもうけました。

引用:社団法人島根県観光連盟・島根県観光振興課

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